福島県双葉町で被災・避難生活中の方々へのヨガボランテイア
まだ共同避難生活をされておられる八十名の方々を、ある奉仕団体が伊東温泉へ一泊二日でご招待してねぎらいの会をするというプランを作られ、私もヨガ的マッサージでもさせていただきたいと、参加してきました。
男性と女性の人数は4:6位でしたが、みなさん和気あいあいと、一つの「助け合いコミュニテイ」
が出来上がっていてお元気そうでした。
2年前までの「素晴らしい家庭や人生そのもの・・をすっかり捨てざるを得ない現実」を心の中にしまいこんで、共同生活をしながら、助け合い、かばい合っておられる様子が解ってきました。
それにもかかわらず、移動のバスの中ではとても明るく振舞ってくださいましたが、聞いてみると家を流された人、家族を亡くされた人、地震発生から1週間着の身着のままで避難所に行き、歩くスペースもないほど、びっしりと詰め込まれて生活されていた人・・。
温泉と宴会の翌日は桜満開の三島神社や、富士山が見渡せるだるまやまなどへ寄りながら春を楽しんでいただき、私のヨガも「もう一度やって~!」とお声かけいただき、受け入れてくださったのがとても嬉しいひと時でした。
◆実情~二年前
3・11のとき福島県双葉町で原発事故から30キロ圏内に住んで居られたのですが、
すぐにバスを出すので三日間だけ避難してほしいといわれ、埼玉アリーナの大会場で十ヶ月避難。
その後高校の廃校に約150名が避難され、今もそこで生活されておられる方々。
筆舌尽くし難い御苦労だと思います70歳以上の方がとても多く、90歳のかたも。
段ボールで仕切り、ガスなど一切使えない(電気は使える)生活をいまだされている実情を初めて知り、更に、その場所も六月には退去命令がでているとか。
行政で何とかならないものでしょうか〜。