ヨガは高リスクの妊娠でも胎児の成長を向上させる
娠中のヨガが、単純なウオーキングによる運動よりも、胎児の成長を向上させる効果を持つという結果が出ている。
インドの研究グループが、予防医学を専門とするオンライン医学誌アドバンシ2015年号で報告した。
1日1時間、週3日のヨガ
正常に機能しない胎盤形成と不十分な栄養膜細胞層は、多くの妊娠合併症の原因となる。
妊娠初期の子宮動脈で血液が流れにくくなる場合もある。
そこで、何らかのリスクを抱えている妊娠中の女性59人を対象に、ヨガを行うグループ27人とウオーキングを中心とする出産前エクササイズを行うグループ32人を無作為に分けて比較した。
ヨガのセッションは妊娠12週~28週に、1日1時間、1週間に3日行われた。妊娠12週、20週、28週に計測をした。
胎児の成長が優れる28週目の計測では、ヨガのグループが胎児の頭のサイズ(児頭大横径、頭囲)、太ももの骨の長さ(大腿骨長)、推定胎児体重において統計学的に有意に高い数値を示した。
右の子宮動脈、胎児の中大脳動脈については抵抗が統計学的に有意に低く、血液の流れやすい状態になっていると考えられた。
ヨガ・グループの方が胎児の成長、子宮、胎児、胎盤の循環が向上した。
歩くよりもヨガが好ましいのかもしれない。
文献情報
Rakhshani A et al.Effects of yoga on utero-fetal-placentala randomized controlled trial.Adv Prev Med. 2015;2015:373041.