バッタのポーズ・戦士のポーズの指導報告です

山本ヨガ研究所の担当講師が、毎週変化する「山本ヨガカリキュラム」を各教室で指導されます。その指導報告を届けてくれました。

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山本先生

紅葉も盛り、穏やかな天気も続いています。

この日本の、どんな時もどんな心境でも、人々の「穏やかに、できることをして、共に生きる」という姿勢が素晴らしいです。

NY旅行から帰ってきて、しみじみ再確認しています。

まさに、ヨガを知っても知らなくても、ヨガ的な生き方をしている多くの名もない人々一人ひとりが、この国を支えているのだなと思います。美しいですね。

そういう周りの人々、生徒さん達から、いただくことはたくさん、私ができることはちっぽけ。でも、出来ることをさせていただくしかないですね。

感謝の気持ちを、ヨガクラスでお返しできるよう、自分なりに精進していきたいです。

以下、今月の教室指導報告です。

1112日メイン:戦士のポーズ

前回股関節を柔軟にしたのと腰を強化したので、それを利用し、下半身のバランス強化も加え、メインを戦士のポーズ(前後開脚で前の膝を折り、両腕を空に伸ばし、軽く反る)にしました。

また、サットヴァの状態というのも、お伝えしました。けだるくもつかれてもいない、興奮してカッともしていない、平和で穏やかだが力があり、意識がしっかりしている状態と簡単に説明し、ポーズの際はその状態であることが良いと説明しました(頑張りすぎや無目的にぼーっとしてヨガをしない様に)。

今回はメインが戦士なので、その穏やかで安定していることと、力がみなぎりいつでも戦えるよう、集中力を増している戦士になった気持ちで行う事もポーズの要素に加えました。

(反省)準備も段階を経て行え、ポーズがとても安定していて綺麗に行え、時間も長めにキープできていたのは素晴らしかったのですが、ぐっと集中しすぎてしまったのか、自分の限度を超えて頑張ってしまった方がいました。軽減法も紹介し、自分の調子に合わせてポーズすると常に声をかけていますが、それが足りなかったようです。

皆さんの集中力が増したと感じた、記念のレッスンになった一方で、

「体の中の声を聴き、自分に合ったポジションを見つける。無理せず怪我しない」という、原点も確認する必要があると思いました。

1126日(本部第3週目のカリキュラム)メイン:バッタのポーズ

batta今回は、なかなか生徒さんに紹介する機会が少ないポーズができ、よかったです。

腰を使う準備をして、吸う、吐く、クンバクという三種類の呼吸も練習し、修正でもうつぶせで両足を上げるチェックで、段階と準備を経て自然とバッタのポーズがやりやすくなるように計算されており、いつものことながらカリキュラムの効率よくケガをさせない流れに感心しました。

午前クラスでは、腕がしっかり使えず、ポーズに集中できない方がおらたので、午後クラスでは腕の準備(安定座法で両手逆手、腕の裏側ストレッチ)を加え、四つん這いで片足ずつ上げる動きも逆手で行うなど、バッタのポーズの際に、腕に力が入るように工夫しました。

バッタのポーズを実際に見てもらい、それから準備、メインと行いました。見ているときは「できるかな?」という声があったのですが、「両足を上げるのが1段階目、肩、腕をジャッキのように使って下半身を持ち上げるのが2段階目(3段階目は最後に短くクンバクを試してもらいました)」と説明し、皆さん段階を踏んで行ううちに、脚も高く上がっていました。思いの外完成度も高く、驚きました。

最近、生徒さん方の集中力がさらに強まっているのを感じます。

一つ一つ、静かに、丁寧にアサナに向かわれ、それがメインの完成度の高さにつながっています。

どんな方でも、その方なりに準備し、自分なりのポーズを完成させられる、可能性を発揮できる、沖ヨガ、山本ヨガの素晴らしさをこのレッスンでも再認識しました。

以上、ご報告申し上げます。今月もお世話になりました。ありがとうございました。

ー合掌ー

ETSUCO