ダウン症の書家、金澤翔子さんの個展を見て

先日、19期養成講座の皆さんを誘って京都に行ってきました。
前にお話したことのある「建仁寺」で皆で写経をしてきました。
初めてする人も、経験のある人も、皆それぞれの思いを抱えながら
写経に向かっており、初めてで「頑張りすぎて首肩が凝った~」という人もいましたが(笑)
でも、皆にとって、とても良い経験になっていると思います。
(次の写真は皆の写経風景です)

先日、19期養成講座の皆さんを誘って京都に行ってきました。

前にお話したことのある「建仁寺」で皆で写経をしてきました。

初めてする人も、経験のある人も、皆それぞれの思いを抱えながら

写経に向かっており、初めてで「頑張りすぎて首肩が凝った~」という人もいましたが(笑)

でも、皆にとって、とても良い経験になっていると思います。

(次の写真は皆の写経風景です)

syakyou

そして、今回の目的は写経だけではなくて以前お話させていただいたダウン症の書家、金澤翔子さんの個展が開催されていたので、それも今回の目的だったのです。

私が以前見た「風神雷神の書」はもちろんですが、その他、さまざまな作品を感じて感動しきりでした。

大きく力強いパワーに圧倒されるような書、字ではなく1枚の絵画のような書、技術の必要であろう難しい書体の書、被災地に向けてメッセージのこもった書

こんな言い方は失礼かもしれませんが、ダウン症という障害を持った人に、ここまでの作品が出来るとは

私の偏見なのでしょうか・・・言葉になりませんでした。

ただ、ただ、感動?感激?感慨深・・?どの言葉が正解かわかりません

そして今回とても嬉しい事に、翔子さん本人とお母様に会えたのです。

写経を終えて、お庭の向こうにある個展会場を見ると縁側に一人、幼い少女のように足をブラブラさせながら携帯電話に一心不乱な女性が。

それが翔子さんでした。

ホントに自然な、なにも飾ることのない姿です。

koten

まさか、会えると思っていない私達は少し興奮気味で一緒に写真を撮ってもらえないかと近くへ行くと、

一緒にまわってらっしゃるカメラマンの方でしょうか?

「写真、大丈夫ですよ。翔子ちゃん写真撮らせてくださいですって!」

翔子さんは最初「お手洗い行く~!!」と言っていたのですが(笑)

少しだけ我慢してくれたのでしょうね、そのまま一緒に撮ってくれました。

写真の翔子さんは我慢の顔、私達は嬉しくて仕方ない顔とでも言えばよいでしょうか(笑)

翔子さんを目の前にして、本当に小さな体を見て、この体のどこに、あれだけの強く大きな作品をつくりあげる力があるのだろうかと不思議でたまりません。

でも、それは受付にいらっしゃったお母様をみて少し分かったような気がしました。

TVなどで拝見してましたが、直接ご本人に会った時のオーラとでも言うのでしょうか、

色んな辛さや苦しみを越えてきたからこその、優しさや愛のオーラが放たれていたように感じました。

きっとこの、お母様と二人三脚でこられたからこそ今の翔子さんがあるのだろうと強く思いました。

人間の持っている力は想像を超えたところにありますね。

同期の皆と久々に会えて、色んな話が出来て、同じものを共有出来て、とても楽しい一日でした。

「企画してくれてありがとう」という言葉をもらったけれど

そんな皆さんに出会えて山本ヨガに「ありがとう」です。

先生、ありがとうございます。

三浦 加映子(19期養成講座 卒業生)